2013年5月11日土曜日

取り込み中の大騒動



去る3月30日のことです。

29日深夜亡くなった義母を家に連れて帰り、座敷に安置。
30日は朝からお悔やみの人が次々と来訪で、忙しくしていました。
その合間に気になるところの掃除をしようかとモップに手をかけたた瞬間手がすべり、倒れたモップの柄がそこの近くに置いてあった消火器の安全ピンを直撃。
あっと言う間もなく消火器が作動して粉が噴射し始め、近くに居た夫があわてて外に出したもののそこらじゅう真っ白に。
ちなみにその消火器は義母を安置している部屋の隣にあったので、義母への直撃は避けられました。
それが午前9時頃のことで、ちょうど葬儀社の人も来訪。
それどころでは無いといっても、打ち合わせもしなくてはならず夫はそちらへ。
このままでは弔問客の服に粉が付く。
パニックになった私はとにかく掃除をしようと・・・・。
そこへちょうどお悔やみにやってきた近所の人が「どうしたの?窓から白い煙が出ている。」と。
そして義母の部屋からは火災報知機の声が「火事です!火事です!・・・」と。
家中の窓を開け放し、たくさんの座布団も外に放り出し粉を払い・・・。
粒子がごく微細で量も多い粉は掃除機で吸い取ると故障するかもしれないと思い、箒で掃いたり濡れ雑巾で拭いたり・・・。
近所の人の手伝いもあり結局約2時間弱でどうにか掃除ができたものの、廊下は白っぽくガサガサ、障子の桟はまるで埃をかぶったように白いまま。
それまで一度も使ったことが無い消火器が何でこんな時に・・・!
泣けそうでした。
近所の人いわく「忙しい時に余分な仕事を作って!」
本当にその通りでした。

そんなことがあって義母の布団にも粉がかってるのではないかと思い、掛け布団を取った時のこと。
義母のむこう脛のあたりの着物が濡れていたのです。
ドライアイスが原因かと思いきや、なんと点滴用に刺していた脛の針穴から体内に溜まっていた水分が漏れていたのでした。
最後は尿が出なくなっていて、足や手がパンパンに腫れていたので、相当水分が溜まっていたのでしょう。

もしや、それに気が付くようにと義母がそうさせた?
それは無いでしょうけれども・・・。

葬儀も終わり、お骨を祭るための祭壇を飾りにきた葬儀社の人が帰り際に「消火器はどうなりました?」
気になっていたのでしょうね。

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